③嘔吐恐怖症の症状
みなさんこんばんは。
今回の記事では、私のおうと恐怖症の症状について綴っていきたいと思います。
※ひらがな表記としたり直接的な表現は避けて書き進めていきます。
※具体的なエピソードが含まれますので、読まれる際はご注意ください。
本題に入る前に...
書くことを整理しながら思ったのですが、おうと恐怖は私の場合他の恐怖症の一部でもあります。
(言葉で表すのが難しいのですが、なんとなく伝わりますでしょうか…)
会食恐怖症の症状として、食事中におうとしてしまうことが怖いという不安がありますが、これは会食恐怖症の中のおうと恐怖です。
他にも閉所恐怖症の症状として、自分の意志で外に出ることができない状況でおうとしたらどうしようという不安がありますが、これは閉所恐怖症の中のおうと恐怖です。
様々な恐怖症をまとめて社会不安障害や社交不安障害と言ったりもするようですが、恐怖症はその一つずつが切り離せないことが多いからなのかなと思いました。
このブログでは恐怖症ごとに記事を作成しており、いろいろと被る部分も出てくると思いますが、その点ご承知おきいただければと思います。
それでは早速本題に入ります。
私が普段感じるおうと恐怖症の症状として主なものは、動悸、吐き気、冷や汗、息苦しさなどです。
私が持っている他の恐怖症もほとんどの場合、症状は同じです。
友人と旅行に行く際を例として、出発前から出発後の時系列に沿って、その状況下で私が考えていることや症状について書いていきたいと思います。
①友人に旅行に行こうと誘われた時
旅行行かない?と言われた途端、不安要素探しのスタートです。
(もはや情景反射)
簡単には、いいね!行こう!と返事ができないのです。
(誘ってもらえるのはとても嬉しいので悲しいです涙)
どこに行くのか、何で行くのか、いつ行くのか…
自分にこの条件で旅行ができるのか?と自問自答を繰り返します。
行きたいけど、行けるか不安だなぁ、断ったら申し訳ないなぁ、とそんな思考が頭の中をぐるぐるし、しまいには誘われなきゃ良かった...とまで思ってしまうのです。
(旅行は大好きなんですけどね...)
②旅行の計画を立てる際
旅行の計画を立てる際の私の一番の基準は、不安感をできるだけ感じなくて済む場所や体験であるということです。
例えば、京都は紅葉の時期に行きたいと普段から思っているのに、いざ京都旅行の話が出ると紅葉の時期は混雑しそうだからと避けてしまいます。
帰りの新幹線の時間を決める際も夜遅くなると駅のホームや電車内に酔っ払いがいるかもしれないからという理由で、早めの時間をとってしまいます。
本当はベストなシーズンに人気な場所に行きたいですし、時間いっぱい遊びたいです。
それでも不安が勝ってしまうのです。
(ちなみに友達には恐怖症のことは話していないので、友達の意志を無視したり、強引に私の希望に合わせてもらう様なことはしません。友達が希望するものであれば苦しむ覚悟で付き合います。笑)
③誘われてから出発するまで
当然楽しみではあります。
しかし、それ以上に予期不安が勝ってしまいます。
移動中酔ったらどうしよう、食事中に具合が悪くなったらどうしよう、夜にローカルな居酒屋などに行くことになったらどうしようなど仕事中も家にいる時もず~っと考えてしまいます。
そして、酔い止めを買わないと、先に自分が行けそうなお店を調べて提案しておかないとなど、出発前から回避行動をとってしまいます。
こういうことが起こるかもしれないからこれを準備しておこう、こういう状況になったらこうしようというシュミレーションは欠かせません。
(旅行のシュミレーションとは?って感じですよね笑)
出発まで、毎日旅行のことを考え、手汗をかき、動悸がし、苦しくなってしまうのです。
③旅行当日(行き)
ついに旅行当日。
この時の私は不安でいっぱいで、つばを飲み込むのも一苦労といった感じです。
(緊張すると唾飲み込むのも辛いのなんなんだろ...)
そして、目的地へ向かう乗り物に乗った途端、不安は一気に加速します。
いつものごとく動悸、冷や汗、口の乾き、息苦しさに見舞われます。
(この時、はぁどうして断らなかったんだろうと思ってしまいます。)
黙っていると余計に不安が押し寄せてしまうため、無駄にいろいろと話して気を紛らわせようとします。
そうこうしてうまく自分の気を逸らすことができると、徐々に症状は治まっていき、移動自体もそれなりに楽しめるようになります。
それでも早く到着して欲しいという気持ちは変わりません。
③旅行当日(目的地到着)
ようやく到着したのもつかの間、さっきまで楽しく移動していたのが嘘のように新たな不安が押し寄せてきます。
(これから地獄の数日間が始まるぞ・・・といった具合)
あの場所に行ってこうなったらどうしよう、あれを食べることになったらどうしようなど不安第2ステージの始まりです。
まずは不安感が低めの場所から行きたいな~と願うのですが、その通りに行くとは限りません。
しょっぱなから不安の大きい場所に行くことになった時の絶望感といったらありません。
(早速人混みか~やばいな~大丈夫かな~)
ここでまたお馴染みの症状のスタートです。
なんとか写真を撮ることに集中したり、友人と話すことに集中したりして自分を落ち着かせるように努めます。
その様にして全力では楽しめないまま旅行が進んでいくのです。
楽しいという気持ちを持ちつつ、一方で旅行終了までのカウントダウンをしている自分もいます。
旅行日程を1つこなすごとに安心感を覚えるのです。
(こなすって考えちゃってる時点で...)
(お金払って県外に行ってまで何してるんだろう...)
③旅行当日(食事の時間)
会食恐怖症と相まって、旅行中特に不安が大きいのはやはり食事の時間です。
観光名所を巡りながら何を食べるのか、どんなところで食べるのか、食べた後具合が悪くならないかなどとずっと考えてしまいます。
友人と行く旅行の場合、具合が悪くなってしまうと友人に迷惑をかけてしまうためそれもまたプレッシャーとなってしまいます。
食事の約束と違って、旅行は食事の後もずっと続くのでプレッシャーは大きいです。
⑥旅行当日(宿で)
宿についてからも不安は0ではありません。
特に温泉は不安です。
元々熱いお湯にずっと浸かっているのが苦手で、立ち眩みがしてしまうことなどもあり、温泉に入ってのぼせたらどうしようなどと考えてしまいます。
(できるだけぬるめの露天風呂希望)
⑦旅行当日(帰り)
旅行が終了して帰りの乗り物に乗った際には、旅行を振り返り後悔の念にかられます。
旅行が終了したという安心感と共に、なぜあの時あれを食べなかったのだろう、なぜあそこに行かなかったのだろうなどと、おうと恐怖症の影響で避けてしまったことに対する後悔が湧いてくるのです。
(後悔したところでその時の自分には無理なのだからしょうがないのですがね...)
以上が友人と旅行に行く際に私が考えていることや症状の移り変わりとなります。
普段自分の症状について振り返ることはないですが、こうして文字に起こしてみると自分が不安を感じるポイントがどんなことなのかというのが見えてきます。
そして不安は不安なだけであって、実際には起きていないということもまた実感できます。
不安を感じないというのは難しい話だと思います。
極端なことを言えば不安を感じなくなってしまうと、危険を回避出来なくなるのではないかと思います。
自分を守るためにも不安は必要ですが、その感じ方の強弱などをコントロールし、不安と上手く付き合う、対処することができれば、日常が今よりも何倍も過ごしやすく楽しくなるんだろうなと思います。
これだけ敏感に不安を感じ取る力があるのであれば、楽しい、おいしい、面白いといったポジティブな感情を敏感に感じ取る力もきっとあるのだと私は思います。
おうと恐怖症もその他の恐怖症も予期不安が引き金です。
これから治療を進めるにあたり、症状を薬で抑えるということも大事だとは思いますが、不安とうまく付き合える訓練を重視して克服していきたいと思うのでした。
次回はおうと恐怖症あるあるについて綴っていきたいと思います。
【最近の私】
初めから病院へ行くのが少し怖いので、まずは行政の相談窓口に行ってみることにしました。
今週の金曜日に行ってきます。
その後またブログで結果報告等していきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!(っ'-')╮=͟͟͞͞ ⭐️
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