恐怖症克服ブログ

恐怖症の克服を目指して奮闘中!

恐怖症旅行記

みなさんこんにちは!

 

先日久々に旅行に行ったので、今日はその際の私の心境や症状について旅行記っぽく綴っていきたいと思います。

 

今回の旅行の概要はこんな感じです。

 

旅行先:宮城県 南三陸町

 

旅行期間:1泊2日

 

同行者:友人

 

移動手段:レンタカー(私はペーパー)

 

宿泊先:民宿

 

目的:釣り

 

7月頃友人と遊んでいた際に釣りがしたい!!

 

と思い立ち、手ぶらで釣りを楽しめる場所を探したところ、南三陸町に釣り体験つきの宿泊プランがある民宿がありましたので、ノリで予約しました笑

 

(アラサーOLが釣りって...って感じですよね...笑)

 

この時は釣りがしたい!!という一心だったので、特に何も考えずに予約してしまいました。

 

しかし、その後家に帰ってから冷静になりいろいろ考え始めました...

 

ご飯はどんな感じだろう

 

民宿は従業員さんと距離が近いから、残すのがより一層気が引けるなぁ

 

などなど考えるうちに自然とネットやSNSでその宿のご飯写真を検索している私がいました...

 

(ご飯写真の検索も会食恐怖症あるあるですよね??笑)

 

調べたところどうもご飯自慢の宿だったようで、口コミなど見ると、

 

ボリュームがすごかった!

 

食べきれませんでした

 

とにかく大満足!

 

といった内容が多く、「食べれなかったらどうしよう不安」はどんどん増していきました。

 

ただ、3ヶ月も前に予約したので、さすがにずーっと不安なわけではありませんでした。

 

次第に旅行に行くこともあまり意識しなくなり、まだ先のことだし〜といった感じで、直前までは比較的楽に過ごすことができました。

 

また、今回一緒に行った友達は昔からの友人で今まで何度も一緒に旅行も行ってますし、気を遣わない関係なのでそういった面での安心感もありました。

 

しかし、出発の1週間前、一気に不安が押し寄せる出来事が発生してしまいました。

 

それは、酷い生理痛です...

 

その日朝起きたら、だんだんと腰が痛くなり、次第に血圧が下がり貧血となり、腰の痛みが下腹部に移行し、どんどん痛みを増していきました。

 

波のあるあまりの激痛に呼吸も乱れ、手も痺れ立ち上がることもできませんでした。

 

(陣痛ってこんな感じなのか??)

 

救急車を呼ぼうかとも思ったのですが、実はこの症状が起きるのは今回で3回目で、1時間程で治ることを知っていたので、なんとか耐えました。

 

痛すぎて痛すぎてうぅっと声が漏れてしまうほどでした。

 

気づけば冷や汗で髪の毛も洋服もびっしょりになっていました。

 

それでも1時間程するとだんだん痛みが引いてきて、なんとか落ちつきました。

 

それからは何日か寝込みました。

 

またあの痛みが起きたらどうしようと思うと怖くて仕方がなかったです。

 

そして、この出来事が後押しとなってしまい、それまであまり意識していなかった旅行に対して、意識が集中し、一気に不安が押し寄せてきました。

 

今の心が弱っている状況下で行ったところで食べられないのでは?いつもより食欲が出ないのでは?移動中具合が悪くなってしまうのでは?などと、いつも以上の予期不安を感じるようになってしまいました。

 

友達にも相談して、キャンセルの連絡を入れようかギリギリまで悩みました。

 

ただ、数日寝込んだ末体調自体は落ち着き、後は気持ちの問題だったので、ここで逃げたら何も変わらないと自分に言い聞かせ行くことにしました。

 

(一度逃げてしまうと自信を失いまた逃げてしまう気がしたので...)

 

そして当日。

 

朝起きると体調自体は全く問題はありませんでした。ただ、不安はだいぶ大きかったです。

 

まずは、移動中の車の中で気持ち悪くなるのが怖く、朝食をお腹いっぱいまで食べないという回避行動に出てしまいました。

 

(ちなみに食べたのはチョコチップメロンパン)

 

その後友達と合流し、レンタカーに乗り込みました。

 

禁煙車だったのですが、どうやら前に乗った人がタバコを吸ったようでとても臭く、具合が悪くなりそうだな〜と不安を加速させてしまいました。

 

(ちなみに前の人のペットボトルも残ってて、もうこのレンタカー会社は使いたくないです怒)

 

いざ出発!走り続けてしばらくすると会話で意識も逸れ、不安を少しの間忘れることができました。

 

ただ、時間が経ちお昼が近くなって何を食べる?という話になりました。

 

(この旅の第一関門です)

 

友達が近くにハンバーガー屋さん(かなりでかい)があるよと提案してくれました。

 

ただ、今ここで巨大ハンバーガーを食べたら、絶対に夜ご飯に響くと思った私は、「夜ご飯かなりボリューミーらしいよ〜昼は軽いものにした方がいいかもね〜」と、ハンバーガーをさりげなく回避。笑

 

そして、結局うどんを食べることに成功したのでした。

 

(せっかく旅行に行ったのに本当に食べたいものを食べれないのは悲しいし悔しいんですけどね...)

 

でも今考えるとまた回避行動をしてしまってるな〜これではダメだなぁと反省です。

 

昼食の後はそのまま民宿へと向かいました。

 

前日から雨が降っていたので釣りは難しそうという連絡を宿から受けていましたが、少し晴れ間が見えたのでワンチャンできるかも!?と思い、宿に向かいました。

 

(並々ならぬ釣り熱)

 

扉を開け中に入りましたが、誰もおらず友達が電話をかけてみたところ、まさかのお昼休憩で建物内には誰もいないとのこと。

 

(このゆるさが民宿らしくて良い笑)

 

晴れたので釣りができれば...という話をしましたが、前日までに言ってくれないと準備はできないということで泣く泣く諦めました。

 

(この度一番の目的を失った我々)

 

その後は近くにある「南三陸さんさん商店街」という場所に行きました。

 

夜ご飯が刻一刻と迫って来ていることもあり落ち着かない私に反して、アイス食べたいな~という友達。

 

その他にもいろいろと食べ物があったので、何か食べよう~!(海鮮とか)となる前に即座にソフトクリームを提案。

 

正直ソフトクリームすらも食べたくない程の不安と緊張がありました...

 

なぜか南三陸はモアイ像推しで、ところどころにモアイ像の置物が置かれたりしていました。アイスにもこの通りモアイが。笑

 

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三陸東日本大震災により甚大な被害を受けた地域です。

 

近くには震災遺構として残されている防災庁舎があり、それも見に行きました。

 

防災庁舎を見るのはこれで三度目となりますが、3.4年前は更地にポツンと残されていたものが、今は周りに芝生や桜の木などが植樹されていてだいぶ整備されていました。

 

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復興が進んでいるのだなぁとしみじみ...

 

(歩きながらサクッサクッといい音がするな~なんかの木の実でも踏んだかな~と下を見たらカタツムリでした。なぜか大量発生していました。すみません...)

 

その後、釣り以外に何もすることを考えていなかった私たちは路頭に迷いかけました。笑 

 

が、いろいろと調べてみると絵付け体験をやっている工房があるとのことで行ってみました。

 

三陸は実はモアイ像よりもたこが有名です。

 

モアイと並び町のいたるところにたこの置物や看板、田んぼアートまで点在しています。

 

その工房ではオクトパス君というたこのキャラクターのグッズがたくさん売られていて、白い陶器の置物に絵付けができるとのことでやってみました。

 

(ちなみにオクトパス君は、「置くと」試験を「パス」するという意味で受験生に人気のようです!)

 

普通に塗ればよかったのですが、見本を見ていたら奇をてらいたくなり、こんな変なものが出来上がりました笑(タキシードを着ています笑)

 

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(もはやたこでもなんでもない...)

 

私は普段週1で書道をやっているのですが、何かに集中している時は無になれて余計なことを考えなくて済むので心が落ち着きます。

 

この時も色を塗ることに集中しており、夕食のことを忘れることができていました。

 

が、店を出た瞬間一気に現実に引き戻されました。予期不安のスタートです。

 

やりたいことも大体終え、程よい時間になり宿に向かうことになりましたが、どんとん不安が増していきます。

 

宿に着きチェックインすると夕食の時間を聞かれ、先延ばしにしたい気持ちを抑えて無難に18時からとしました。

 

そこから部屋に入っても落ち着かず、とにかく先にお風呂に入り一度リフレッシュすることにしました。

 

が、お風呂はお風呂でのぼせないか、具合が悪くならないかなどまた別の不安が押し寄せます。

 

(こうして書いていると笑っちゃうくらい本当に生きづらい人生です。笑)

 

長湯はせず早めにあがりました。

 

部屋に戻ると時間は17:30頃になっており、夕食まであと30分。相変わらず落ち着きません。

 

なんだかお腹もゴロゴロと不調の様子。

 

いろいろ体勢を変えたりソワソワしていました。

 

隣でお腹空いた~まだかな~と言っている友達を見て、さすがに共感はできず微笑み返すのがやっとでした。

 

そしてついに18:00、夕食の時間となりました。

 

大広間に行くとすでに酔っ払ったおじさまたちの団体が大声で騒いでいました。

 

他の席との間には仕切りがあるのに、なぜかそのおじさま達との間にはなく、最悪のシチュエーションに緊張はピークに。

 

酔っ払いを見た途端おうと恐怖の不安も出てくる始末。

 

食べ物の匂いがますます不安を掻き立て、緊張はピークに達しました。

 

いただきますをして、まずは三ツ矢サイダーをごくり。それですら辛い状況。

 

その後一番食べやすそうな茶わん蒸しをぱくり。なんとかこれはいけそうだ。

 

続いて焼き魚をぱくり。うむ、これもおいしいしたんぱくな味でギリいけそう。

 

と食べられそうなものから少しずつ手をつけ、気持ちを落ち着かせていきました。

 

料理のおいしさもあり、だんだんと具合が悪くなったらどうしよう、呑み込めなかったらどうしようという不安は少しずつ和らいでいきました。

 

ただ量がすさまじいのです。

 

普通の人でも食べきれないのでは?というほどの量が出てきました。

 

また、アワビの踊り焼きや、分厚いお刺身、ほやの酢の物など単純に苦手な食材も出てきて、これはかなり残してしまうかもしれない...

 

どうしよう...という思いが頭を駆け巡る中、少しずつ少しずつ食べていきました。

 

本当はとてもおいしく豪華な料理で、友達はおいしい~幸せ~と言ってにこにこしながら食べているのに、その横でなんで私は苦しみながら食べなきゃいけないんだと悲しく、悔しい気持ちになりました。

 

(考えてみたら、ご飯を食べながら幸せ〜と言ったことはないかもしれません...)

 

そのままご飯の時間は進み、終盤で炊き込みご飯ができあがりました。

 

少し食べましたが、到底食べきることはできず、かといって沢山残すのも申し訳なく、(これは私がよくやってしまう行動なのですが)ご飯を片側に目いっぱい寄せ、あたかも半分は食べたかのように装いました笑

 

(これやったことある方いますか?笑)

 

ここで事件が起きました。

 

ご飯も食べ、残してしまうことに罪悪感を感じながらもある程度の諦めがつき、そろそろというところで新たに何かが運ばれてきたのです。

 

デザートかな~と思ったのもつかの間「かじきの煮付けです」とのこと。

 

通常であればデザートのタイミングでかじきの煮付けが出てきてびっくり。思わず友達と笑ってしまいました。

 

さすがに友達もこれは食べきれないということで、仲良く二人で残しました笑

 

(あまりにも量が多い夕食だったので残しても仕方ないといった雰囲気が少しあり、助かりました汗)

 

そのあとデザートが来る気配もなかったので、残した様子を見られないように仲居さんがいなくなった間にササッと食事会場を後にしました。

 

もうそれからはパラダイスです!!笑 食事が終わった途端、ようやく旅行が始まった!!!といったモードになりテンションが爆上がりしました笑

 

友達にも絶好調だねと言われる始末です。笑

 

(こういう時に本当に病的な症状なんだなぁとしみじみ)

 

その後はテレビを見たり、友達といろいろ話をして過ごし1日目は終了しました。

 

書き始めたら思いのほか長くなってしまったので、2日目は次の記事に繰り越したいと思います。

 

全然わくわくしない旅行記で申し訳ないですが、引き続きお付き合いいただければ幸いです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!(っ'-')╮=͟͟͞͞  ⭐️

 

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